なんじゃ、こりゃっ!ナンヨウツバメウオじゃっ♪
今日はねえー、デスクワークが忙しいんですよって日に限って、
地元漁業組合からお呼びがかかります。
「なんや、見たこともないサカナ、おるでーっ!」
いつもは、生け簀に入れておいてくださるので、
「あとで、取りに行きまーす」で済むのですが、
「ちゃう、港の中におるんや」
エライこってすがな、
逃げてまいますがな。
大急ぎで、漁港へ向かいました。
ちなみに、この一番手前の白づくめの人が、有名な親分(漁業長)です。
小型ボート愛好家の皆さん、
海でこの人の船にあったら、道を譲ってくださいね。
けっして逆らっては、いけませんよ。
「あれや、あれ!」
「なんや、あのサカナ!」
「ナンヨウツバメウオ」の幼魚ですっ!
なんで、こんなところにっ!
「タモ網で、すくえるかーっ!」
「お前、漁師やろっ!」
(漁師さんは、タモ網では漁はしません)
「飛び込めよ」
(そんな無茶な・・・)
「はさみうちにするぞー」
「獲ったーっ!」
(さすが、漁師さんですね)
形は、エンゼルフィッシュにそっくりです。
本来、熱帯系のサカナなので、
大阪湾にいるはずはないのですが、
やはり昨今の海水温上昇の影響でしょうか。
岬町小島漁協の皆さん、ありがとうございました。
和歌山県立自然博物館に、すぐさま、搬入いたします。
まあ、それから脱兎のごとく和歌山県立自然博物館へまっしぐら!
どこや~、担当学芸員は。
わたしが個人的に好きなサカナ・・・
チンアナゴです。
可愛いでしょ♪
それとオオグソクムシです。
今、特別展「興味津々、深海魚」やってます。
どうぞ、お近くの方は、この機会にご覧ください。
漁協の皆さ~ん、
確かにお届けいたしましたーっ!
ありがとうございましたー!
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